※2008年3月13日訂正
計算に一部間違いが見つかりましたので、該当箇所を緑の文字で訂正しております。
わが家の屋根に載っている太陽光発電システムの容量は4kWです。
屋根の角度が30度で、方角はほぼ南西向き。
所在地は兵庫県の南部のあたり。
こういった条件で発電される電力量の理論値というのはいったいどの程度で、実際のところわが家ではその理論値並みの発電が行われているのでしょうか?
今回は過去30年間(1961〜1990年)の日射量データをもとにこれを検証してみたいと思います。
※今回の記事はおひさまハイムFANサイトのコラム「試算してみよう!わが家の発電量理論値」を参考にして書いております。
まず、我が家に載っている太陽光発電パネルでどの程度の発電が行われるかの理論値は下記のような計算式で計算できます。
平均日射量(kWh/平方メートル・日) × 日数 × (1−温度ロス) × (1−その他ロス) × 太陽光パネル容量
上記のような計算を行おうとすると平均日射量という数値が必要になるわけなんですが、この数値は独立行政法人・新エネルギー産業技術総合開発機構(NEDO)から入手することが可能です。
全国日射量平均値データマップ(MONSOLA05(801))というものを利用します。
http://app1.infoc.nedo.go.jp/software/MONSOLA05(801)_v1.1.lzh
このソフトを利用して得られた兵庫県の姫路観測地点での月平均斜面日射量の内容は次のようなものになります。
<http://g2u.joho-navi.com/data/nissyaryo.pdf>
※PDF形式のファイルを表示するにはAdobe Reader(無償)が必要です。お持ちでない場合はダウンロード後インストールしてからご覧ください。
上記PDFファイルよりわが家の条件にマッチするデータを抜き出します。
わが家の場合は南西向きなので方位角45度、傾斜角30度です。
また、温度ロスに関しては、夏20%、冬10%、中間期15%とします。
シャープではパワコンでのロスが10%、その他ロスが5%と見込んでいるようなので、まとめてその他のロスとして15%とします。
以上のことから太陽光発電量の理論値を計算すると次のような表になります。
| 平均 日射量 (kWh /m2日) | 日数 (日) | 1−温 度ロス | 1−そ の他ロス | パネル 容量 (kW) | 発電量 理論値 (kWh) | 発電量 実績値 (kWh) |
| 1月 | 2.96 | 31 | 0.90 | 0.85 | 4 | 281 | 289 |
| 2月 | 3.27 | 28 | 0.90 | 0.85 | 4 | 280 | 302 |
| 3月 | 4.08 | 31 | 0.85 | 0.85 | 4 | 366 | 361 |
| 4月 | 4.39 | 30 | 0.85 | 0.85 | 4 | 381 | 393 |
| 5月 | 4.74 | 31 | 0.85 | 0.85 | 4 | 425 | 423 |
| 6月 | 4.31 | 30 | 0.80 | 0.85 | 4 | 352 | 353 |
| 7月 | 4.41 | 31 | 0.80 | 0.85 | 4 | 371 | 309 |
| 8月 | 4.75 | 31 | 0.80 | 0.85 | 4 | 400 | 417 |
| 9月 | 3.85 | 30 | 0.85 | 0.85 | 4 | 334 | 350 |
| 10月 | 3.67 | 31 | 0.85 | 0.85 | 4 | 329 | 324 |
| 11月 | 3.06 | 30 | 0.85 | 0.85 | 4 | 265 | 275 |
| 12月 | 2.82 | 31 | 0.90 | 0.85 | 4 | 267 | 234 |
| 合計 | | 365 | | | | 4,051 | 4,030 |
わが家で搭載している太陽光発電4kWで1年間に発電されるであろう電力量の理論値は4,030kWhということになりました。
で、びっくりしたことに実際に2007年1年間に発電された実績値も年間では4,030kWhという理論値とまったく同じ結果となっていました。
理論値は4,051kWhで実績値が4,030kWhなので、過去30年間の平均日射量による理論値の99.5%の発電量だったようです。
月別に比較すると結構差が出ている月もあるものの年間ではほぼ理論値通りです。
これだけピッタリ一致するとなんだか気持ちいいですね。
ぴったり一致だなんていっていたのがバカみたいですね。
今回のことから言えることは、2007年の太陽光発電実績はほぼ平年並みの結果だったということでしょう。
また、わが家の太陽光発電システムはおそらく正常に稼動しているということも言えそうです。
微妙に少ないのは電圧上昇抑制が起きていることが影響していると思います。
これがなければ平年以上だったかもしれません。
では、さらに詳しく検証するために、過去30年間の平均日射量から理論値を計算するのではなく、2007年の実際の日射量から理論値が計算できないのでしょうか。
実際の日射量データは気象庁のサイトにあるということで早速見に行ってみました。
過去の気象データ検索というページから最寄の観測地点(姫路)を選択し、全天日射量という項目を見てみましたがどうやらここでは日射量は計測されていないようです。
それでは神戸だとどうか?と思い見てみてもやはり計測されていません。兵庫県のほかのどこの観測地点を見てみても日射量は計測されてない。
というわけで、2007年の日射量から理論値を計算するのは今回は断念しました。
せっかく過去の30年間の平均日射量による理論値計算ができたと思ったのに、なんだか不完全燃焼です。